記事の詳細

パパはがんで入院し、余命を宣告されていました。
しかし、死と闘う人には健康という言葉は無縁のものでしょうか? 

おれは親父の闘病生活を見ていて、
健康って何だろうと考えさせられました。

親父の肉体は、病にむしばまれていましたが、
心は誰よりも健康でした。
大部屋での笑い声はいつも父の声。

そして空を見ては、
大好きな俳句をノートに書きとめていました。
おいらはお父さんの心の内をみようともせず、共に笑っていました。

しかし、そんなお父さんも個室へ移る日がやってきました。

怖かったに違いありません。
でもパパは「大声で笑えるな」といいました。

その視線の先にあったのは、
空が見えない窓、古い病室の壁のしみ…
暗く、静かな病室は、不安だけがあふれています。

わたしは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
父は最期の時間を、この中ですごさなくてはならないのかと…

父親は、そんなわたくしの気持ちを察したのでしょう。
「千羽鶴が華やかに見えるな」と、笑顔で言ってくれました。

お父さんは、
亡くなる24時間前まで笑顔でいることができました。

ある7時、目を覚ましたパパはわたしに、
「きれいな部屋だ」とやさしくほほえみました。
「壁も、窓の外も、千羽鶴も、みんな黄色一色だ。幸せの色だな」と。

すぐに肝臓のせいだとわかりましたが、
親父はうれしそうに笑うのです。

それが、父親の最後の笑顔となりました。
壁のしみも窓の外の病棟もきれいだ…と、目を閉じたのです。

病に倒れても笑ってくれたパパ。
わたしに心残りがないようにと最後に言ってくれた言葉…

あたくしは丈夫なを身体持っています。
でもあんなふうに笑えているだろうか? 
父親の残してくれた笑顔は、
周りの人みんなに健やかな心を与えてくれました。

武蔵小杉 賃貸おすすめ
https://www.townhousing.co.jp/shop/kosugi/

関連記事

コメントは利用できません。

カレンダー

2017年6月
« 5月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
ページ上部へ戻る